クラブ史上初のJ1昇格を決めた町田ゼルビアの選手たちが22日、熊本での戦いのあと、町田市内のクラブハウスに戻り、取材に応じた。

今季限りでの現役引退を宣言している元日本代表DF太田宏介(36)は「自分の愛するクラブで今まで見ることができなかった景色を見ることができて、本当にうれしい」と喜びを語った。

大一番に先発し、後半19分までプレー。シーズン序盤は出場機会に恵まれなかったが、昇格が迫るにつれて、出番を増やした。悔しい序盤戦だったが、「メンバー外の時も、みんなで励まし合って、悔しい気持ちを押し殺して、チームのためにささげてきました」とチームのための取り組みを続け、ベテランがチームの士気を高めた。

悔しい思いをする選手たちが、腐らずに取り組めたのは黒田剛監督のマネジメント力の高さが導いたものだという。「悔しい思いをしても、チームが勝つことはうれしかった。昇格したいと思える最高のチームになった」。18年間の長い現役生活でも指折りの指導者だといい「黒田さんのマネジメントを含め、1年間で常勝軍団を作り上げたところはずばぬけている」と大絶賛した。

チームが掲げ続けてきた目標はJ2優勝。町田市出身の太田にとってはホーム町田GIONスタジアムは聖地だ。「昇格だけで満足している選手、サポーターはいないと思う。(聖地で)優勝を成し遂げられたらそれ以上望むことはないです」と次節の金沢戦に向けて意気込みを示した。