J3最下位のアスルクラロ沼津は19日、裾野市内のグラウンドで23日に控える次節ホーム福島戦に向けて練習を再開した。

負傷離脱していたMF鈴木拳士郎(29)が、完全合流。まだ患部にはテーピングがあるが「自分の中ではできると思っている。今できる100%でやっていく」と対人も含めた全てのメニューを消化した。

10月5日の高知戦で右膝関節内側側副靱帯(じんたい)を損傷。診断は全治約8週間だった。それでも「シーズンも終盤で今のチーム状況もある。少しでも力になりたい」と、予定よりも早い約6週での復帰を決断。戦列に戻った。

本拠地を置く沼津市出身で小、中時代は下部組織でプレーした。「小学校から育ててもらった。降格させてしまったら、ここまで歴史を築いてきた方々にも申し訳ない。こういう順位でも応援してくれている人がたくさんいる。落としてはいけないと強く感じている」。地元クラブへの思いが自らを奮い立たせる。

最終節に直接対決を残す19位讃岐との勝ち点差は「4」。逆転残留には、残り2試合で連勝が最低条件となる。ただ今季は、Jリーグ入会資格を持たないホンダFCがJFLで優勝。自動降格はなくなり、最下位でも入れ替え戦に回る。

最長で4試合となるJ3残留を懸けた戦い。鈴木は「いつでも出場できる準備をしていく」と言った。正念場で戦力となるべく、戦闘態勢を整える。【前田和哉】