プレミアリーグのチェルシーは29日、トットナムやパリ・サンジェルマンの監督を歴任したアルゼンチン人のマウリシオ・ポチェッティーノ氏(51)が来季から監督に就任すると発表した。

契約は7月1日からの2年間で、1年の契約延長オプションがつくという。

チェルシーの共同スポーツディレクターであるローレンス・スチュワート氏とポール・ウィンスタンリー氏は声明を発表。「マウリシオの経験、優秀さの水準、指導者としての資質、性格は、私たちが前進する上で大いにチェルシー・フットボール・クラブのために役立つでしょう。彼は勝ち続ける監督。複数のリーグ、複数の言語で最高レベルの仕事をしてきました。彼の倫理観、戦術的アプローチ、育成への関わり方…すべてが彼を特別な監督候補者にしてきました」などと同氏をたたえた。

オーナーのトッド・ボーリー氏も「クラブの編成チームは、取締役会が誇りに思うような勤勉で思慮深い監督選定プロセスを行った。マウリシオがチェルシーに加わることをうれしく思う。マウリシオは卓越した実績を持つワールドクラスのコーチ。私たちは皆、彼の加入を心待ちにしている」とコメントした。

ポチェッティーノ氏は、スペインリーグのエスパニョールを指揮したのち、サウサンプトンとトットナムでプレミアリーグでの指導を経験。最近ではパリSGをフランスリーグ、フランス杯優勝に導いた。