今夏サッカー・ブンデスリーガのウニオン・ベルリンへ移籍したイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチ(36)が、それまで所属していたユベントスに対して法的手続きを取る見通しとなった。複数の海外メディアが報じた。
ボヌッチはユベントスに2度にわたって所属し、公式戦500試合以上に出場。8度セリエAを制した。ただ、昨季はリーグ戦にわずか16試合しか出場せず、先発は9試合にとどまった。今夏のプレシーズンではアレグリ監督の戦力に含まれていないことが通達された。
ボヌッチはクラブに残りたい意思を明確にしていたが、チームの米国ツアーに同行することを許されず、背番号も与えられなかった。
ボヌッチは、プレシーズンの適切なトレーニング環境が提供されなかったと主張。同DFの法的チームはこの一連の出来事が選手のイメージに損害を与えたとし、損害賠償を求める予定だ。
もしボヌッチが訴訟に勝利すれば、すべての損害賠償金はイタリア・トリノのレジーナ・マルゲリータ小児病院の神経外科病棟で回復中の子供たちとその家族を支援する慈善団体に寄付されることになる。
ボヌッチは今季終了後に引退することを発表し、ウニオン・ベルリンに移籍金なしで加入。新クラブでのデビューはこれからになる。