<別府大分毎日マラソン>◇5日◇大分市高崎山うみたまご前-大分市営陸上競技場(42・195キロ)
カンボジア国籍でのロンドン五輪出場を目指すタレントの猫ひろし(本名滝崎邦明、34)が、自己ベストを大幅に更新する2時間30分26秒で、夢の五輪へ一歩前進した。
これまでの記録は、昨年の東南アジア大会での2時間37分39秒。約7分を更新したレース運びに「バッチリや」と満足そう。ただ、まだ不透明さも残る五輪代表選考の見通しについては「ロンドンが見えてきた」と謙虚な答えで「次のレースでは2時間半を切りたい」と答えるにとどめた。
レースまでの3カ月半、カンボジアで40キロ走など月に約1000キロを走り込み「やることは全部やった」という。この日は2時間半でのゴールを目安にレースに臨んだ。身長147センチ、46キロという小柄な体形ながら腕を大きく振る力強い走りで、自己ベストを更新するペースを刻んだ。
熱い声援を送る沿道のファンにも終始手を振って応えるなど、厳しいレースの中でも余裕を忘れなかった。ゴール付近にはカンボジア国旗の応援も見られた。レース後は充実した表情で「生ものなので(レース前)食べられなかったが、猫に関サバで、食べて帰りたい」と、大分名物をネタに笑いを誘った。


