大橋悠依(21=東洋大)が2分07秒91の日本新記録で、日本競泳陣初となる銀メダルを獲得した。

 レースを終えた大橋は、後方の電光掲示板で2位を確認すると、何度もガッツポーズを作った。

 「とにかく思い切っていこうと思った。自分のことだけに集中してがむしゃらに泳いだ。準決勝ではベストじゃなくて不安はあったけど調子がいいのは分かっていたので、自分を信じて泳いだ。ヨンコメ(400メートル個人メドレー)に向けてもいい経験になった。力がついていることを実感できた。(400メートル個人メドレーは)前半からぶっ飛ばして自己ベストを出したい。少しでもいい色のメダルを取りたい」と涙ながらに話した。

 表彰台では、銀メダルを胸に誇らしげに、上がっていく日の丸を見守った。

 今井月(16=愛知・豊川高)は2分9秒99で5位。「やってこれて楽しもうとと思った。得るものしかなかった。ベストを出すことができて3本出場できたのが良かった」と納得の様子だった。

 リオ五輪3冠のカティンカ・ホッスー(28=ハンガリー)が2分7秒00で優勝。