全国の小学校の学級単位による投票で採用作品を決める2020年東京五輪・パラリンピックのマスコット選定で、大会組織委員会は20日、東京都千代田区内の郵便局から2万1千を超える学校に向けて参加登録用のはがきを発送した。

 はがきには投票参加に必要なIDとパスワードが記され、20日からインターネット上で登録が可能となる。送付手続きをしたマスコット審査会委員の夏野剛氏(慶応大大学院特別招聘(しょうへい)教授)は「貴重な体験に参加しない手はないと思うし(五輪・パラリンピックの)最高の学習機会」とPRし「できれば10%ぐらいの学校には参加していただきたい」と述べた。

 組織委は12月7日に最終候補3作品を公表し、各学校の投票は同11日から来年2月22日まで行われる。参加は任意だが、組織委は子どもたちに五輪・パラリンピックを身近に感じてもらえる貴重な機会になるとして、幅広い参加を呼び掛けている。採用作品は2~3月に発表する予定。