国際陸連(IAAF)は31日、2020年東京オリンピック(五輪)の出場資格獲得方法を発表し、今後導入される世界ランキングで上位に入ること、これまで同様にIAAFが定める参加標準記録を突破すること、の2通りとなった。27日までの理事会で承認された。

 どちらかの基準を満たせば資格を得られるが、IAAFは「参加標準記録は、世界ランキングで資格を得られなかった優秀な選手のために設定する」と明記し、ランキング制度を優先する。

 対象となる期間はマラソン、競歩、1万メートル、混成種目、リレーが来年1月1日から20年6月29日まで。短距離などその他の種目は来年7月1日から20年6月29日までに決まった。

 出られるのは個人種目は1種目につき各国・地域3人まで。4人以上が資格を得た場合は国・地域で選考する。リレーは各種目最大16チームが参加できる。