中地区首位の新潟アルビレックスBBは同4位富山グラウジーズを80-66で破り、3連勝。このカードは5戦全勝とした。前節のアウェー三遠ネオフェニックス戦でチャンピオンシップ(CS)初進出を決めて迎えたホーム戦。ベンチスタートメンバーが中心の第2Qでリードを広げるなど、出場した11人のうち8人が得点。全員で白星をもぎ取った。悲願の中地区優勝へ1歩前進した。
隙を見せなかった。新潟は抜群の集中力で立ち上がりから主導権を握った。第1Q、ティップオフ直後のボールを奪ったCダバンテ・ガードナー(27)が先制のジャンプショット。直後の富山の攻撃を強固な守備で24秒間抑えてマイボールに。PG柏木真介(37)は3スチールを決める。
第1Qで19-14とリードすると、第2Qはベンチスタートの「セカンドユニット」が奮闘した。PG森井健太(23)が強引にレイアップ。PF鵜沢潤(37)がインサイドを支配して4得点。SF渡辺竜之佑(24)は4リバウンドを獲得。36-24と点差を12点に広げた。後半は一時追い上げにあったものの、ガードナー、PFラモント・ハミルトン(34)の得点で突き放す。
第29節大阪戦(3月23、24日)から第35節川崎戦(4月13、14日)まで23日間で11試合を戦う過密日程の最中。バスで移動するアウェー戦が7試合含まれている。それでも振り切った。PG五十嵐圭(38)は言う。「負けられない、と構えるのではなく、チャレンジャーの気持ちで試合をすることが大切」。前節三遠戦でCS初進出を決め、中地区優勝が明確な目標になった。2位川崎が2ゲーム差に迫っている。1つの敗北が大きな後退につながる状況だ。
そんな中で「ホームで(次節三河戦を含め)3試合できるのは強み」と五十嵐。移動のロスがなく、体調は整えやすい。加えてファンの大声援が後押ししてくれる。「目の前の試合を戦い抜く」(五十嵐)という今季の方針を貫きながら、地の利を生かした。今後に影響する大きな1勝を手堅くものにした。【斎藤慎一郎】


