第2シードで世界ランク2位の大坂なおみ(21=日清食品)が同65位のイガ・シュビオンテク(18=ポーランド)を7-6、6-4で下し8強に進出した。

準々決勝では同10位のセリーナ・ウィリアムズ(37=米国)と対戦する。試合は9日のセンターコートの第3試合で、日本時間では10日午前8時以降の開始予定。

第1セットは第6ゲームで先にブレークを許したが、続く第7ゲームですぐさまブレークバック。第10ゲームでセットポイントを握られるピンチを招いたが、ファーストサーブを決めるなどでしのいだ。その後は互いに譲らずタイブレークとなったが、力の差を見せつけ7-4で制して第1セットを先取した。

この勢いで第2セットも押し気味に試合を進めて第4ゲームをブレーク。しかし、シュビオンテクの粘りに遭い第5ゲームをブレークバックされ、第8ゲームのブレークチャンスも物に出来なかったが、第10ゲームで相手の5本目のダブルフォールトでポイントを先行し、連続ウイナーでマッチポイント。最後は相手ミスでラブゲームでブレークして第2セットも奪いストレート勝ちした。

同1位のアシュリー・バーティ(オーストラリア)が初戦の2回戦で敗れたため、2位の大坂が大会後に世界1位に復帰する可能性が出てきている。女子ツアーを統括するWTAによると、大坂と世界3位で同じく8強に進出したカロリナ・プリスコバ(チェコ)に1位返り咲きのチャンスがある。両者が決勝で対戦した場合は勝者が1位となる。2人の成績によっては、バーティが1位をキープする可能性も残っている。