東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会の新型コロナウイルス対策本部トップを務める武藤敏郎事務総長(76)が21日、都内で取材に応じた。

感染拡大下で迫る3月の聖火リレー開始に向けて、各都道府県の実行委へ「参考になるものを提示する必要がある」と説明。運営に関する組織委の考え方を、遅くとも採火式(同12日)までに示す方向で検討に入っていることを明らかにした。リレー自体の「延期は不可能」とも語った上で「状況は変わる。先の5、6月まで決める必要はない」と強調。沿道についても「外出禁止令が出ているわけではない」と過剰に制限しない見解を示した。