柔道男子団体で2連覇を狙った東京・国士舘の岩渕公一監督は26日、高校総体の中止を受けて危機感を募らせた。

昨年は全国選手権、金鷲旗、高校総体の3冠を獲得し「選手たちの力を発揮する場が消え、本当にかわいそう。目標を失って競技へのモチベーションが下がらないか不安」と指摘した。打開策として、新型コロナウイルス感染拡大の早期収束を前提とした上で、秋以降の競技別代替大会の開催を提案した。

昨年女子団体準優勝の兵庫・夙川の松本純一郎監督は「中止は想定内。この1年間をどう大切に過ごすかを考えたい」と前を向いた。