アイスダンスの吉田唄菜(17=岡山ク)西山真瑚(18=早大)組が、昨季から継続するフリーダンスのプログラム「ドン・キホーテ」を快演した。

クラシックバレエの要素も採用した華麗な動き。昨季の全日本ジュニア選手権を制した「うたしん」が、シンクロのツイズル、コンビネーションスピン、ローテーションリフトを息ぴったりに合わせ、伸びやかに滑り切った。

演技を終えると、吉田は「今、自分たちができる最大限のことは思い切り発揮できたかなって思います。私的には満足のいく演技ができました」。西山も「去年と比べれば100%ではないかな」としながらも「今できる最大限のパフォーマンスは発揮できたかな」とうなずいた。

今後については、吉田が「こういう舞台に立って演技をすると、動きが小さくなったりスピードが落ちたりする。本番でもできるようにしたい」。西山が「なかなか大会に出れなかった中、こういう機会をいただけて本当にありがたかったです。試合形式でやれて、久々に試合への持っていき方など発見があったので、次に生かしていきたい」とモチベーションを高めた。