ショートプログラム(SP)首位の友野一希(23=セントラルスポーツ)が3年ぶりの3位に入った。フリー168・38点の合計264・19点。GPシリーズ初優勝には2点ほど届かなかったが、ハイレベルな争いとなっている22年北京オリンピック(五輪)の代表3枠入りへ、表彰台に立って名乗りを上げた。

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メダリスト会見の一問一答は以下の通り。

-結果を振り返って

「順位についてはメダルが取れてうれしい。悔しい気持ちはありますけど、前回と違って(台に)乗れて悔しい気持ちがあるのは自分の中でもビックリしていて。SPのリードがあって『1位になれるかもしれない』と思っていた中での演技。落ち着いて演技はできたかなと思います。最終滑走という初めての経験ではあったんですけど、不思議と、今までの経験もあって落ち着いていて。成長を実感しました。今回は実力で取った表彰台。素直に自分を褒めたいなと思います」

-メダル獲得は、またロシア杯(18年3位)だったが。また、今季の今後の目標は

「またロシア大会でメダルを取れたことをうれしく思います。縁があるのかなと。次は全日本選手権。そうだなあ。次の全日本はもちろん、この悔しさをバネに頑張りたいと思います。次の段階にステップアップできたかなと。今大会、次のレベルに踏み出せた気がするので、僕は本当に1歩1歩なので、1つ1つ成長していければと思います」

-今回の経験は。ロシアの街は

「今回の経験は自分にとって大きな、いい経験になったなと思います。思い出は、明日、エキシビありますか? 出られます? ふふ。明日はエキシビもあるので、僕の良さを全開に出してスケートを楽しんで日本に帰れたらいいなと思いますし、ソチ、散歩とか行って、いい街だな、と思ったので。ソチの景色も目に焼きつけて日本に帰りたいなと。それを思い出にしたいなと思います」