ベルテックス静岡が“金星”を逃した。開幕から無敗で突っ走る首位・長崎ヴェルカに80-85で惜敗。7点リードで第4クオーター(Q)を迎えていただけに、その後の27失点が悔やまれた。ファクンド・ミュラー監督(48)は「自分たちは第3Qまで良いプレーをした。最後は相手守備のプレッシャーをかいくぐれなかった」と振り返った。

相手は今季初参戦ながら、Bリーグの有力選手を集め、優勝候補の一角。4位のベルテックスは今季3敗目を喫したが、第3Q終盤には9点までリードを広げていた。指揮官は「(競り合えて)勝てることは分かった。(28日の第2戦では)相手のプレッシャーを止め、ターンオーバーを少なくしたい」と話した。

第2Qで3点シュートを3本決めたガード吉田健太郎(26)は「こういう試合をいかに勝ちきるかが、リーグ優勝できるかにかかわる。気持ちを切り替えて2戦目に臨む」と前を向いた。【倉橋徹也】