東京オリンピック(五輪)金メダルの喜友名諒(31=劉衛流龍鳳会)が、前人未到の10連覇を達成した。決勝でアーナンを演武して28・48点の高得点をたたき出し、西山走(大分市消防局)を下した。五輪会場となった日本武道館で新たな歴史を刻んだ。

試合直後のインタビューで「素直にうれしい。連覇は1回も意識したことがなく、毎日の稽古の積み重ねで継続し、1つ1つの大会に集中してきたことが、ここまでつながっている。たくさんの子どもたちにも継続することの大切さを感じてもらえたら」と話した。

予選ラウンドで文句なしの全体トップ通過を果たすと、準決勝ラウンドはパイクーで27・86点をマークして決勝に進んでいた。

今夏の東京五輪で金メダルを獲得した喜友名は、11月の世界選手権(ドバイ)で男子形では初の4連覇を遂げていた。今後の目標を聞かれ、「空手は一生続く。しっかり鍛錬して、自分の背中を見せられる空手家になりたい。すぐにアジア選手権大会が控えている。そこに気持ちを切り替えて臨みたい」と話した。

女子形は大野ひかる(大分市消防局)が決勝で大内美里沙(同大)を下し、2連覇を達成した。東京五輪銀メダルの清水希容(ミキハウス)は出場しなかった。