体操で東京オリンピック(五輪)男子個人総合金メダルの橋本大輝(21=順大)が、世界選手権(10月29日開幕、英リバプール)の前哨戦としてインカレ3連覇に挑む。全日本学生選手権は三重・四日市市で19日に開幕し、橋本は22日に出場する。
前日の練習となった21日、橋本は鉄棒でF難度のリューキン(伸身トカチェフ1回ひねり)など、世界選手権用の技を入念にチェック。順大のチームメートらと談笑する余裕の表情だ。
5月のNHK杯では全身疲労、6月の全日本種目別では右手小指を痛めた。今季、4月の全日本から、1度も、リューキン、床運動の大技でG難度リ・ジョンソン(後方かかえ込み2回宙返り3回ひねり)などを組み入れた世界選手権用の演技構成を完全に行っていない。
「世界選手権前にはインカレしか出ない。そこで、世界選手権だと思って、すべての技を通してやりたい」。今大会には、同世代で同じ世界選手権代表の土井陵輔(20=日体大)も個人総合優勝を狙う。「ライバルがいる方がいい演技ができる」。
東京五輪団体総合、そして昨年の世界選手権個人総合はともに銀メダルだった。「まずは団体で優勝を奪還し、その勢いを個人にもつなげたい」。その目標達成のためにも、今回のインカレは大きな意味を持つ。【吉松忠弘】


