4輪ドリフトの「FORMULA DRIFT JAPAN(FDJ)」第5戦(日刊スポーツ新聞社後援)が10月8、9日、岡山国際サーキットで行われる。第4戦は益山航(29)が制して年間ランキング4位にランクアップ。第3戦優勝で第4戦3位の松山北斗(33)が年間首位に躍り出た。4戦まで毎回優勝者が変わり、シリーズ王者争いが混迷を極める中、誰が抜け出すか、目が離せない。2輪のFMXが見られる「MOTOR GAMES」も併催され、ファンには大満足の2日間と言える。
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9月3、4日、滋賀・グランスノー奥伊吹での第4戦。6度目の単走優勝を果たした益山が波乱の決勝トーナメントも勝ちきった。決勝の相手は斎藤太吾(42)。ともに米国で活躍してきた2人による対決に注目が集まったが、1本目追走の斎藤が第1コーナーで緩衝材にクラッシュするアクシデントに見舞われた。2本目追走の益山は最後にややラインが浅めになるも、攻めの走りを見せ、2019年以来の優勝を決めた。
表彰式で名前を呼ばれると益山は右腕を何度も突き上げた。そして、「今年、日本に帰ってきて、第2戦で車を1台つぶして、やっとチームのみんなに恩返しできた」と笑った。決勝では熱い思いがあった。「太吾選手は(2012年に)アメリカのFDシリーズで優勝している大先輩。本気で、全力で、100%で走りました。皆さんに良いものが見せられて良かった」と言葉を弾ませた。
残りは2戦。上位陣には全員にシリーズ優勝のチャンスがある。松山、小橋正典(30)、KANTA(22)のトップ3が有力だが、年間3連覇を狙う7位の山下広一(54)も諦めていない。


