元世界ランキング4位の錦織圭(33=ユニクロ)が、約1年8カ月ぶりの復帰大会で優勝を果たした。19歳の新鋭マイケル・ゼン(米国)と初対戦し、6-2、7-5のストレートで退けた。1週間で5試合、計8時間35分を戦い抜き、復帰大会のフィナーレを最高の形で飾ってみせた。

大会後には、4大大会最終戦となる全米オープン(8月28日開幕・ニューヨーク)に出場する意向を示した。「次の大きな大会は、夏のUSオープン。そこに向けてもっともっとレベルを上げて、照準を合わせて、とりあえずトップ100に早く入れるように頑張ります」と話した。7月上旬のクランブルック・テニス・クラシックなど下部大会2試合をこなし、同月下旬のアトランタ・オープンでのツアー復帰を目指す。

昨年10月から世界ランキングから外れていたが、19日付で492位に復帰を果たした。ATPツアーの本戦や全米オープンを含む4大大会(グランドスラム)の本戦に出場するためには、一定の世界ランキングが必要。予選を経ない4大大会本戦出場のボーダーは通常100位前後となるが、錦織はワイルドカード(WC=主催者推薦枠)や公傷制度を活用して出場できる。

行使すれば再びATPツアー本戦に出場できるWCは、負傷でツアーを離れた期間が6カ月を上回っているため、計6回分まで保有。離脱前の平均順位で定められる公傷ランキングは48位のため、復帰から1年以内に12大会までエントリー可。4大大会は1回だけ可能となっている。