9日後の25日に開幕するワールドカップ(W杯)(沖縄など)に向けた強化試合で、日本(世界ランキング36位)がアンゴラ(同41位)に75-65で競り勝った。NBAサンズのSF渡辺雄太(28)が、約2年ぶりに国内で先発出場。第2クオーター(Q)途中に右足首の「軽い捻挫」で途中交代し、約1週間の負傷で大事に至らなかったが、ぶっつけ本番の可能性もありそうだ。この日は11分47秒の出場で4得点7リバウンドだった。日本は17日はフランス(同5位)、19日にはスロベニア(同7位)と手合わせする。

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試合前、日本のスタメンで「ユウタ・ワタナベ」の名がアナウンスされると、場内の拍手がひときわ大きく響いた。渡辺にとっては21年東京五輪以来、約2年ぶりの日本での試合。色鮮やかな黄緑のバスケットシューズでコートに立った。

開始早々、リバウンド確保から富永へのパスでアシスト。さらにはドライブからのレイアップシュートを決め、直後にも華麗なステップで連続得点を挙げた。

しかし第2Q残り約3分半、アクシデント発生。右足首を痛め、あおむけになった。ようやく起き上がるも、右足をかばい控室へ。第3Q終盤に自ら歩きベンチへ戻ったが、シューズは脱ぎ、サンダル姿だった。

開幕10日前だけに状態が心配されたが、ホーバス監督はコート上で「軽い捻挫。大丈夫そう」と1万1915人の観衆に報告。会見でも「病院には行かない。彼はよく捻挫する。(次戦17日)フランス戦は出さないけど、たぶん1週間ぐらいかな。経過が良ければ(19日)スロベニア戦も出したいが、まだ分からない」。ぶっつけ本番になる可能性もありそうだが、表情は明るかった。

大事には至らなかった渡辺は、この日は取材対応はなかったが、期待されるW杯へ先月中旬、こう話していた。

「日本でW杯が開催される機会なんて、一生に1度の経験だと思う。米国でプレーしていると、なかなか日本のお客さんの前でプレーできない。自分が成長した姿を見せたい。だから本当に、今回のW杯は楽しみにしています」

沖縄で始まるW杯本番を前に、まずは東京のファンに勇姿を披露。NBAプレーヤーが日本代表に帰ってきた。【奥岡幹浩】

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