【バレー】日本女子W杯５連勝！パリ五輪へ“王手”　ベルギーにまたもストレート勝利／詳細

序盤は一進一退。井上が今大会初ブロックを決めた。7－10とリードされる場面もあったが、古賀が巧みにコースを狙うアタックなどで追いつき、強烈なバックアタックも見舞った。1点差を巡る攻防が続く中で、22－23となった所で真鍋監督が2回目のタイムアウトを要求。井上が決めて23－23の場面でピンチサーバーは石川真佑。レシーブを乱して井上が決めきり、セットポイントを握った。石川のサーブはネットで24－24に。4回目のセットポイントで相手がアタックをネットにかけて28－26。接戦を制して、セットカウントを先取した。

: 日本対ベルギー　第1S、スパイクを決める林（撮影・足立雅史）

: 日本対ベルギー　第1S、スパイクを決める井上（撮影・足立雅史）

: 日本対ベルギー　第1S、スパイクを決める古賀（撮影・足立雅史）

: 日本対ベルギー　円陣で声を出す関（後方中央）（撮影・足立雅史）

: 日本対ベルギー　第1S、正確なトスを上げる関（中央）（撮影・足立雅史）

: 日本対ベルギー　第1S、正確なトスから得点を奪い喜ぶ関（中央）（撮影・足立雅史）

: 日本対ベルギー　第1S、得点に喜ぶ関（右端）ら（撮影・足立雅史）

第２セット

日本が5－0と走った。3－0の場面でフロアタッチのチャレンジに成功。ベルギーの得点が取り消された。6－2から山田がクロスに伸びるボールでサービスエース。中盤は山田のチーム4本目のブロックなどで3連続得点し、13－7と引き離す。終盤にかけては古賀が存在感を発揮。渡辺のブロードもはまって22－13と引き離す。最後は古賀が決めて25－18とし、日本が2セット連取した。

: 日本対ベルギー　第2S、得点を奪い笑顔でタッチを交わす井上（中央）（撮影・足立雅史）

: 日本対ベルギー　第2S、チームの得点に笑顔を見せる関（撮影・足立雅史）

: 日本対ベルギー　第2S、サーブに臨む石川（撮影・足立雅史）

: 日本対ベルギー　第2S、スパイクを決め笑顔を見せる古賀（左端）（撮影・足立雅史）

: 日本対ベルギー　第2S、サーブを放つ林（撮影・足立雅史）

: 日本対ベルギー　第2S、必死にレシーブする関（手前中央）（撮影・足立雅史）

第３セット

古賀のアタックで始まると、関の2アタック、福留のディグからのつなぎ、林のサービスエース、古賀のブロック、渡辺のブロードなど、多彩な攻撃で7連続得点で8－1と引き離した。さらに井上がブロック、プッシュと続き、今度は6連続得点で14－2と突き放した。中盤以降も、この日チームトップの得点を挙げた古賀が強烈なバックアタックを決めた。ベルギーの5連続得点を古賀がアタックで切って19－11とすると、途中出場の和田由紀子が強烈なサービスエース。9800人を超える観客をどよめかせた。最後はベルギーのサーブミスで25－14で勝負あり。開幕5連勝、全てストレート勝ちで首位を堅持した。23日の世界ランク1位のトルコ戦に3－0か3－1で勝てば、パリ五輪が決まる。

【動画】和田由紀子の強烈サービスエースに会場も大盛り上がり　女子W杯バレー

: 日本対ベルギー　第3S、得点を決め笑顔を見せる関（中央左）（撮影・足立雅史）

: 日本対ベルギー　第3S、チームの得点にガッツポーズする関（中央）（撮影・足立雅史）

: 日本対ベルギー　第3S、ブロックポイントを決め、ガッツポーズする古賀（左）（撮影・足立雅史）

: 日本対ベルギー　5連勝を飾り円陣でガッツポーズする日本の選手たち（撮影・足立雅史）

: 日本対ベルギー　第3S、フェイントで得点を奪い笑顔を見せる関（中央）（撮影・足立雅史）

: 日本対ベルギー　第3S、レシーブする関（撮影・足立雅史）

: 日本対ベルギー　指示を出す真鍋監督（撮影・足立雅史）

: 日本対ベルギー　第3S、味方のサーブを確認する古賀（撮影・足立雅史）

試合後

: 日本対ベルギー　5連勝を飾り、バボちゃん人形を手に笑顔を見せる古賀（撮影・足立雅史）

: 日本対ベルギー　5連勝を飾り笑顔でピースする関（撮影・足立雅史）

: 日本対ベルギー　5連勝を飾りバボちゃんとタッチを交わす古賀（撮影・足立雅史）

: 日本対ベルギー　5連勝を飾り笑顔でピースする関（撮影・足立雅史）

: 日本対ベルギー　5連勝を飾りスタンドの声援に手を振って応える古賀（撮影・足立雅史）

パリ五輪への道

パリ五輪出場枠は開催国フランスを含む12。五輪予選のW杯バレーは、世界ランキング上位24カ国が8カ国ずつ3組に分かれ、総当たりで対戦。女子は中国（プールA）、日本（同B）、ポーランド（同C）で開催され16日に開幕する。男子はブラジル（同A）、日本（同B）、中国（同C）で30日に開幕し、男女いずれも各組上位2カ国の計6カ国ずつが出場権を得る。残る5枠は、男女ともに来年のネーションズリーグ（VNL）予選ラウンド終了時（6月）の世界ランキングで決定。日本がW杯バレーで出場権を逃した場合は、VNLに出場し、ポイントを重ねてランキングをより上位に上げることが必要。W杯バレーでの大陸別の切符獲得状況も、重要な要素となる。