東京五輪代表の荒川龍太(29=NTT東日本)が、男子シングルスカルで2大会連続出場を決めた。午前の準決勝を1着で通過すると、午後の決勝も序盤から積極的に進めて完勝した。

昨年9月の世界選手権で8位に入賞し、日本のパリ五輪出場枠を獲得。自身がつかんだ貴重な枠を、この日の勝利で自らのものとした。

高校まではバスケットボール部に所属し、勉学にも励んだ。法曹に関心があって一橋大に入学したが、そこでボートと出会い、「素人が大学から始めても、日本一になれることにひかれた」という。大学時代は軽量級フォア(4人乗り)などの団体種目で戦っていたものの、五輪種目から外れることになり、体重制限のないオープン種目に転向。体格に劣る日本勢としては不利とされてきた種目だが、21年東京五輪では初めて準決勝まで駒を進めるなど奮闘した。

女子シングルスカルは米川志保(トヨタ自動車)が接戦を制し、日本代表となることが決定。この種目はまだ五輪出場枠を得ていないため、4月のアジア・オセアニア大陸予選(韓国)や、5月の世界最終予選(スイス)で出場権を狙う。