<バレーボール:全日本高校選手権>◇11日◇女子準決勝◇東京体育館

 準決勝の第2試合は、九州文化学園(長崎)が逆転勝ちで決勝に駒を進めた。8年ぶりの優勝を目指す共栄学園(東京)に立ち上がりの2セットを先取される苦しい展開も、その後3セットを奪い返し、3-2で勝利。

 田中、山本を中心としたスピードをいかした攻撃で、201センチのセンター張心穆意(ちょう・しんむい)が立ちはだかる共栄の壁を打ち破った。井上監督は「うちは心の質を大切にするチーム。その質の高さをセンターコートで2試合見てもらえるだけでうれしい。決勝も気持ちを出した良い試合をしたい」と話した。