<西武10-4ソフトバンク>◇29日◇西武ドーム

 ソフトバンクが開幕8戦目で、先発ローテーションの再検討を余儀なくされた。昨季、わずか1試合しかなかった2ケタ失点を早々と記録。「10点は追いつけないよ」と試合後の王監督は開口一番、ぼやいたが、うち6失点は先発のスタンドリッジだった。初回から制球に苦しんだ。4回途中で6安打3四死球。打者9人で3点を失った2回は、58球を費やした。1回の投球数ではパ・リーグ歴代4位という不名誉な記録でもあった。

 開幕2戦目の22日の楽天戦でも6回を投げて、7安打3四球4失点、と敗戦投手の状態で降板していた。「今日は理由もなく悪い試合だった。忘れてしまいたい。このゲームを忘れて出直したい」とスタンドリッジは再出発を誓ったが、汚名返上の次回登板のチャンスが与えられるかは、微妙な状況となった。杉本投手コーチは「制球が悪過ぎる。今後のことは分かりません。先発の再編?

 そういうことも考えないといけないのかな」とローテーションの再編成を示唆した。

 この日、2軍では昨オフに左ヒジ手術を受けた和田が、中日戦(雁の巣)に先発。投球数わずか86という、2安打無四球完封を飾り、戦列復帰が秒読み段階に入ったことを結果で示した。当初は26日に先発した甲藤が4月3日にも登板し、和田はその先発6番目の枠となる4月10日のオリックス戦復帰が有力視されていた。だが、甲藤は中継ぎ要員として、この日は3番手で6回から登板。和田の復帰が前倒しされ、スタンドリッジに代わり、4月5日のロッテ戦(千葉)に先発する可能性が高まった。

 王監督はスタンドリッジの処遇について「スタンドリッジはやっぱり力任せだったからね。今日投げたばかりだし、これから考えます。ほかの投手との兼ね合いもあるし」と言葉を濁した。和田のヒジの回復具合なども見極めた上で、先発投手の入れ替えに踏み切ることになりそうだ。【中村泰三】