<陸上:日本選手権兼世界選手権代表選考会>◇第2日◇8日◇東京・味の素スタジアム

 女子100メートル障害で、紫村仁美(22=佐賀陸協)が初優勝を決めた。世界選手権参加標準記録Bを上回る13秒02。3連覇を狙った木村に100分の1秒競り勝った。

 それでもレース後は「悔しさの方が大きい」と、1台目のハードルでリズムを崩したことを嘆いた。早大を卒業した今春から、佐賀県立三養基高の保健体育の教師を務める。練習量は大学時代の半分に落ちたが、その分は集中して質を高めた。初の世界選手権代表が有力。「中学時代から日の丸を背負って走ることが夢だった」と笑顔を見せていた。