<陸上:札幌国際ハーフマラソン>◇3日◇札幌・円山陸上競技場発着

 世界選手権(8月開幕、韓国・大邱)女子5000メートル代表の絹川愛(21=ミズノ)が、初のハーフマラソンで1時間12分3秒をマークし、日本人トップの3位に入った。

 調整の一環で出場した絹川が世界選手権へ向け手応えをつかんだ。専門外の距離だったが、終盤15キロ過ぎから2人を抜く粘り強さも見せた。「ハーフは我慢が必要。失敗なくレースできたのは自信になる」。6月22日のホクレン中距離チャレンジ(網走)では1万メートルでも31分10秒02を記録し、同選手権の参加標準記録Aを突破した。調整は順調で5000メートルと1万メートルの2種目代表も見えてきた。ミズノの渡辺高夫コーチ(63)は「力をうまく出せるようになってきた」と話した。