第58回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)は来年元日、前橋市の群馬県庁前を発着点にして7区間100キロで行われる。

 2本柱を押し立てて、九州予選を20年ぶりに制したのが九電工だ。予選ではモスクワ世界陸上マラソン代表の前田和浩(32)が4区で46秒差を逆転して区間賞を獲得。「最初から突っ込んで後半も粘れた」と胸を張った。ニューイヤー駅伝ではケニア代表で出場したモスクワ世界陸上1万メートル銅メダルのポール・タヌイ(23)が2区、前田が4区で区間上位を見込める。2年前の6区区間賞の高井和治(29)らが踏ん張れば、目標の3位に手が届く。