SP15位の三原舞依(17=神戸ポートアイランドク)が、日本勢のトップを切って12番滑走で登場し5位だった。

 冒頭の3回転ルッツ―3回転トーループに成功。波に乗って、ノーミスの演技を披露。フリーで自己ベストの138・29点をマーク。合計で200点に迫る197・88点を記録し、満面の笑みを見せた。

 「始めから大舞台に立たせてもらう幸せを心の底からもって、その幸せな気持ちをお客さまに見ていただけるように、滑り出した。SPはすごく緊張したけど、SPの経験がフリーで生きた。楽しくすべることができてよかった。去年の今ごろは自分がここに立てているとは思っていなかった」と話した。

 2月の4大陸選手権はノーミスの演技を2本そろえて初出場初優勝。エース宮原が欠場する中で、救世主の活躍が期待された。しかしショートプログラム(SP)では最後の3回転フリップが2回転になり、さらに転倒。「ほとんど失敗したことがない」という痛恨のミスで、SP15位と出遅れて演技後は号泣。フリーで巻き返しを果たした。