8月の世界陸上選手権(ベルリン)の代表選考会を兼ねた名古屋国際女子マラソンに出場する有力選手が7日、名古屋市内で記者会見し、2007年東京マラソンで初代女王に輝いた21歳の新谷仁美(豊田自動織機)は「若さとか甘えは一切なしでスタートラインに立ち、優勝を目指して頑張る」と抱負を語った。

 小出義雄氏の門下生として指導を受ける新谷は3度目のマラソンに「監督を信じて勝ちに行く」と意気込んだ。一昨年の大会で3位の大南敬美(トヨタ車体)は「レースを楽しみたい」と落ち着いた様子。27歳で初マラソンの藤永佳子(資生堂)は「最高の笑顔でゴールしたい」と話した。

 2000年シドニー五輪銀メダルのリディア・シモン(ルーマニア)は、同五輪の金メダリストで今大会は一般参加で走る高橋尚子さんについて聞かれ「彼女の引退レースで、一緒に走れることが本当に楽しみ」と感慨深げに語った。