<岐阜国体:競泳>◇15日◇岐阜長良川スイミングプラザ屋外プールほか

 競泳少年男子A200メートル平泳ぎ決勝で、山口観弘(18=鹿児島・志布志高)が2分7秒01の世界新記録をマークして優勝した。

 日本体協によると、全競技を通じて国体で世界新記録が樹立されたのは過去に7度ある。そのうち重量挙げが6度を占め、フェザー級で1964年東京五輪と68年メキシコ五輪連覇の三宅義信が全盛期だった60年代に5つ記録した。76年佐賀国体ではバンタム級の三木功司がマークした。

 残る1つが競泳だ。戦後間もない1948年の福岡国体で「フジヤマのトビウオ」と呼ばれた古橋広之進が、非五輪種目の300メートル自由形で樹立した。

 国民スポーツの祭典と位置付けられる国体は近年、トップ選手の参加が減った。競泳は有力選手の出場は多い部類に入るものの、万全の調整で好記録を狙うというよりも、シーズンの締めくくりとの考え方が一般的だ。今大会で日本水連が伸び盛りの山口に“世界記録更新指令”を出したのはまさに異例だった。