女子トランポリンで04年アテネ、08年北京五輪代表の広田遥(27=阪南ク)が現役を引退することが14日、分かった。18歳の岸彩乃が台頭するなど、12年ロンドン五輪出場が厳しくなり、ケガが重なったことも理由とみられる。
広田は5月に行われた世界選手権(11月・英バーミンガム)代表2次選考会で12位に終わり、上位10人による決勝に進めず、まさかの予選落ちとなった。代表には1位となった岸が決定。残りの3人を7月の最終選考会で決める。広田は過去の実績から同選考会に推薦されたものの、世界選手権出場は極めて厳しい状況だ。
ロンドン五輪代表選手も、世界選手権で出場枠を取った選手が内定となる。そのため、同選手権への出場がなくなれば、広田の3大会連続五輪出場の夢も事実上ついえる。加えて、08年に骨折した恥骨や、右足の肉離れなど、けがに悩まされ続けたという事情もある。5月の2次選考会の時も首を痛めていた。
すでに両親には、引退することを報告済みだ。父秀夫さんは「できる限り頑張ってみたら、と説得はしました」。しかし「もう体がボロボロなのでやめます」という答えが返ってきたという。聖母被昇天学院高2年から、全日本選手権に10連覇を達成。その愛くるしい笑顔からパーソナルDVDも発売されたトランポリン界のアイドルが、15年間の現役生活に終止符を打つ。


