西武ドラフト1位の大石達也投手(22=早大)と菊池雄星投手(19)がそろって11日のフリー打撃に登板することが7日、濃厚になった。小野1軍投手コーチが「ちょうど祝日(建国記念の日)だし、あの2人がそろって投げれば盛り上がるでしょう」と登板をほのめかした。

 2人とも当初は12日前後に予定のシート打撃登板が検討されていた。ただ、菊池は左肩の故障明け。大石もこの日ブルペンで69球を投げたが本来のキレはなく、練習メニューが軽めに変更されるなど疲労が隠せないとあって、登板を見送らせる。一方で、今後を考えればそろそろ打者相手に投げておきたいところ。競演プランは、調整ペースに配慮した結果でもある。

 大石はかねて「自分のボールがどれだけ通用するか、全部投げて試してみたい」と話していただけに、待ちに待ったプロの打者との初対決。菊池としても2年目を占う登板になる。昨年のキャンプではフリー打撃初登板で制球が定まらなかっただけに“リベンジ”の思いも強い。多くのファンがつめかけると予想され、新旧ドラフト1位コンビそろい踏みで、さらに熱くなりそうだ。【亀山泰宏】

 [2011年2月8日9時33分

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