西武ドラフト3位の秋山翔吾外野手(22=八戸大)が猛打賞でアピールした。シート打撃ながら「3番センター秋山」で出場。松永から2本の右前打を放った。初実戦で結果を出した左打ちの新人は「左(投手)から2本打ててよかった」。50メートル5秒9の俊足で、内野安打を稼ぎ、二盗も決めた。渡辺監督は「足と肩がいいのは分かってたけど、打つ方が予想以上だった。外野は1枠(栗山)しか決まってないから、チャンスがある」とレギュラー争いの1人に加えた。

 西武で秋山といえば、現ソフトバンク監督のイメージが強いが、本家に負けじと走攻守3拍子そろう。土井ヘッドコーチは「栗山、中村、中島を最初に見た時に匹敵する素材。肩はうちの外野で一番いいし、足もある。遠くに飛ばす打ち出しの角度は、昔の秋山に似ている」と目を細めた。名前でワクワクさせる楽しみな選手が出てきた。

 [2011年2月13日12時37分

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