ビートたけし(72)が29日、TBS系「新・情報7DAYSニュースキャスター」(土曜午後10時)に生出演し、反社会的勢力の忘年会やパーティーに出席して金銭を受領していたとして、吉本興業などの芸人が謹慎処分を受けた件について「オレは怒ったんだ。じゃあ芸人辞めなさいって。芸をやって金をもらっていないはずはないし」と話した。

当初は雨上がり決死隊宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号の田村亮らは、忘年会に出席したことは認めたものの、金銭の授受はなかったとしていた。たけしは「俺はどこ行ったってもらうからね。そのかわりウケるためには、相手をよく調べて、ネタを作って行く。オレは、反社会的勢力でも(会などに)行って、そいつらが笑うネタを作っていくけど、それは10年前の話で。今はちゃんと法律があるから、まずいでしょ」と持論を展開した。

また、たけしはかつての興行事情に言及。「漫才ブームの時に地方興行やった時、全部、反社会的勢力の人たちが興行やってた時、おいら漫才やってたけど、それ(=反社会的勢力の人が関わる興行)以外なかったはずだよ」と振り返った。

さらに「闇営業をしなきゃ食えないような状態にする事務所もおかしいと思うけどね。だったらタレント契約しなければいいのに。最低限の金銭補償くらいすればいいなと思うけど」と事実上、吉本興業に苦言を呈した。