日本で、新型コロナウイルスの感染が初めて確認されたのは、2020年1月15日。それから第1波、2波、……そして、今は第5波が収束した段階。国内の12月7日時点での感染者数は172万7983人、死者は1万8367人というのが現状です。「肺がん」について、東京医科大学呼吸器外科・甲状腺外科の池田徳彦主任教授に聞きました。

正しく知ろう肺がん
正しく知ろう肺がん

連載一覧

(32)肺がん早期発見にCT検査が重要 死亡リスクなくす「禁煙」

(31)免疫チェックポイント阻害薬でがん細胞による免疫力低下防ぐ

(30)「奇跡ですか?」有効性高い分子標的薬、生存期間に雲泥の差

(29)遺伝子変異がん細胞標的、新しい「分子標的薬」に大きな希望

(28)再発率高い「非小細胞がん」どのステージでも薬物療法が必要

(27)“身体に優しい”縮小手術選択を 早期社会復帰目指して

(26)すりガラス状「腺がん」根治へ「縮小手術」で機能温存も重要

(25)近年増加の腺がん、1センチ程度なら9割はおとなしい性質

(24)肺がんが心配な場合はCT検査で早期発見

(23)維持療法で「生命が延びている」ことを実感

(22)「進展型」治療大きく進化、すべて点滴投与での4コース

(21)小細胞がん「進展型」は抗がん薬と免疫CP阻害薬が標準治療

(20)脳に再発多い小細胞がん、抑えるための予防的全脳照射

(19)再発時転移可能性ある小細胞がん、万全の注意払い定期検査を

(18)小細胞がん「限局型」の治療は「化学療法」と「放射線治療」

(17)小細胞がんは再発も速い、治療後2年で「治った可能性高い」

(16)小細胞がんの治療方針を決める「限局型」と「進展型」

(15)小細胞がんは早期発見難しく、高齢者でも進行速い

(14)18年から保険適用「ロボット手術」人間の手以上に自由自在

(13)繊細で複雑な操作が必要な進行がんには開胸手術が適応

(12)身体に負担少ない「胸腔鏡手術」回復早く入院期間も短く

(11)身体に負担の少ない縮小手術は日本の肺がん手術の約2割強

(10)「肺全摘術」心臓へも負担大、条件満たす患者は極めて少なく

(9)肺がんの状態により薬物療法中心か手術か難しい選択の場合も

(8)非小細胞がんで重要な病期、2cm以下で発見手術がベスト

(7)4つに分類される肺がんの特徴、85%占める非小細胞がん

(6)確定的結果出ず、不安な日々をなくすため胸腔鏡検査で診断

(5)肺に影があったら「気管支鏡検査」管挿入し組織採取

(4)タバコを吸わない人でも発症する肺がん、検診が重要に

(3)進行が速い肺がん、無症状でいかに発見するかがポイント

(2)最も死亡者多い肺がん、今こそ正しく知って正しく対応

(1)早期発見だったものが進行した段階で見つかることも…