フィギュアスケートで日本男子初の世界選手権2連覇を達成した宇野昌磨(26=トヨタ自動車)が14日、都内で競技者引退の記者会見に臨んだ。

スーツ姿で登壇すると「この場に入った時に、もちろんよくお世話になっている方もたくさんいるので、その方たちがちょっと笑顔な姿を見て、僕はすごくうれしかったです。この場にこれだけたくさんの方が集まってもらったことに、今日までフィギュアスケートを競技として頑張ってきた自分の道が、本当に表れているような感じもします」と感謝を口にした。

そんな思いは足元にも表れていた。

裾が上がった際に見えた黒の靴下は、19年にブランドアンバサダー契約を締結したミズノ社のものだった。同社の担当者も「我々も見た時に『あっ!』となりました」と事前に知らされておらず、驚きの表情だった。

会見は「トヨタイムズスポーツ」でライブ配信され、宇野は「トヨタさんにも本当にたくさんお世話になっています」と感謝した。自然体で言葉を紡いだ記者会見だったが、随所に支えてくれた人たちへの思いがにじんでいた。【松本航】

◆宇野昌磨(うの・しょうま)1997年(平9)12月17日、名古屋市生まれ。16年4月に国際スケート連盟公認大会で史上初めて4回転フリップを成功。18年平昌五輪で銀、22年北京五輪銅メダル。17、18年世界選手権、GPファイナルでいずれも2位。22、23年世界選手権で日本男子初2連覇。22年GPファイナル優勝。全日本選手権は優勝6度。トヨタ自動車所属。157センチ。