東京オリンピック(五輪)で複数のメダル獲得が期待される競歩の日本代表が24日、北海道・千歳市で実施中の合宿を公開した。

男子20キロで19年世界選手権金メダルの山西利和(25=愛知製鋼)は「五輪は金メダルをターゲットに、ずっとやってきた。そこは変わらずに取りにいきたい。勝ちきるためには、決めにいかないといけないポイントがある。最後は自分に流れを引き込みたい」と力強く言い切った。

前日23日に全9選手がそろい、会場の札幌を想定した気候で練習を積んでいる。女子で2大会連続五輪となる岡田久美子(29=ビックカメラ)は「入賞を目標に全力を尽くしたい。暑くなればなるほど、入賞やメダルのチャンスが増える。暑くなってほしい」とニッコリ。競歩は8月5日から札幌大通公園で行われる。今村文男五輪強化コーチは「国際審判員の判定に対する対応力を確認する。技術面と暑さの対策を一生懸命やりたい」と総仕上げに入っていく。【松本航】