オーバーエージで参加した日本のMF遠藤航(28=シュツットガルト)は、立ち上がりから体が重そうだった。

前半11分に相手のドリブルを止められず突破を許し、背後からのファウルで先制点になるPKを与えてしまった。本人は「普段だったら取れているところで前に入られた」と振り返った。

2失点目のFK、3失点目のCKでも相手をマークしきれなかった。疲れからか球際での強さが発揮できず、全3失点に絡んでしまった。

ただ、前半18分の攻撃参加は見事だった。FW林にパスを1度は預けながら、今度はヒールパスを受けてGKと1対1の局面に。得点にならなかったが、ゴール前に飛び込む迫力は健在だった。

「今日は自分のせい。批判は全部自分に向けてもらえればいい。やれると思ってピッチに立っている。その中でやられているのはシンプルに自分の実力」

遠藤は全6試合に先発して、攻守のつなぎ役として日本を引っ張った。