日本が2大会連続の決勝進出を逃した。世界ランキング2位のドイツに同3位の日本が2-3で敗れ、3位決定戦に回った。

16年リオデジャネイロ五輪では同種目初のメダルとして銀メダルを獲得。「リオのメダルで女子だけでなく、やっと男子卓球も注目されるようになった」と水谷隼(32=木下グループ)。男子は06年世界選手権団体戦で14位に沈んだ。「日本のワースト記録を経験した。そこからここまで男子卓球が浮上できた。この環境をつくってきた自負がある」と話す。

東京では張本智和(18=木下グループ)という強力な若きエースが加わった。当時の銀メダルメンバー丹羽孝希(26=スヴェンソン)も含め、3位決定戦で韓国と対決する。決勝進出は逃したが男子卓球界をさらに押し上げるため、リオに続くメダル獲得は大命題だ。