大坂の“金メダルロード”が見えた! 24日に開幕するテニスの組み合わせ抽選が22日に会場で行われ、世界2位の大坂なおみ(23=日清食品)は1回戦で同52位の鄭賽賽(てい・さいさい、中国)とセンターコートの開幕戦で対戦する。

大坂が記念すべき東京オリンピック(五輪)のテニスの幕開けを担った。4大大会でも経験はあるが、4年に1度の五輪の開幕は格別だ。相手との対戦成績は2勝1敗。1敗は6年前のツアー下部大会で、ツアーでは2連勝中だ。

上位陣が順当に勝ち上がれば、3回戦で同21位のベルテンス(オランダ、大坂から見て2勝1敗)、準々決勝で20年全仏覇者のシフィオンテク(ポーランド、同1勝)、準決勝で同6位のスビトリナ(ウクライナ、同3勝3敗)、決勝で女王のバーティ(オーストラリア、同2勝2敗)との対戦が予想される。

勝ち上がっていく上で、大坂が負け越している相手はいない。得意のハードコート、悲願の五輪だけに準備は万全。日本代表の土橋登志久監督は「まず1戦目。テクニシャンの相手にしっかりと戦って波に乗りたい」と分析した。【吉松忠弘】