鹿島アントラーズMF三竿健斗(23)は中盤の底から声を張り上げた。

試合を通して積極的にチームメートへ指示を送り、プレーが途切れると味方に歩み寄って意見交換。90分間の走行距離は両チーム合わせて2位、スプリント回数はMF白崎と並んで1位と、走ってもチームに貢献した。

チームは8日にマレーシアでACLを戦っており、気候の変化や移動を含めて中3日での連戦だったが、三竿はACLに帯同していなかった。「みんな移動でマレーシアに行っていて、体的にきついと僕は感じていたので、自分が元気なぶん声でチームを引っ張っていけたら、と思っていた」。声出しについては「いつも通り」と謙遜したが、ピッチの中央で声をからしてチームを鼓舞し続けた。