リーグ12位のJ1ベガルタ仙台は30日、仙台市内で11月2日アウェー神戸戦に向けて非公開練習(冒頭のみ公開)を行った。

DF蜂須賀孝治(29)は自己最多に並ぶシーズン29試合出場を達成し、屈指の攻撃陣を封じて、2戦連続の完封勝利に導くつもりだ。前節の名古屋戦はフル出場。13試合ぶりの完封勝利に貢献し、アウェー2連勝を飾った。「みんな浮かれることもなく、自分たちの課題に向き合って、良い練習が臨めている」と、チーム状態が良い中で敵地に向かう。

対するヴィッセル神戸は、今季新加入のFWダビド・ビジャ(37)が得点ランキング4位タイの12ゴールを筆頭に、リーグ2位タイの51ゴールを誇る。蜂須賀とマッチアップが予想されるのは、8月にハンブルガーSV(ドイツ)から移籍した元日本代表DF酒井高徳(28)らビッグネームが連なる。蜂須賀は酒井について「ずっと代表に入っていたし、海外でプレーをしていた。僕がどれだけ通用するか楽しみでもある」と対戦を熱望する。

ここまでリーグ戦は29試合を消化し、蜂須賀はチームトップの28試合に出場。大きなケガもなく不動のレギュラーとしてチームを支えてきた。「目の前の一戦に向けて、最善の準備をすることを意識してきた。(スタメンに)選んでくれた(渡辺晋)監督には感謝していますし、期待に応えたいと常にプレーしている」。残り5戦。1つずつ勝ち点を積み上げ、昨年の11位超えに突き進む。【相沢孔志】