4強は2年連続で同じ顔触れになった。浜名は1-0で藤枝明誠を撃破。後半に主将のFW加藤千寛(3年)がPKで決勝点を挙げ、昨年準々決勝で破った格上を返り討ちした。連覇を狙う浜松開誠館は2-0で常葉大橘に完封勝ち。総体覇者の静岡学園は2-1で磐田東に逆転勝利し、藤枝東は2-0で富士市立に順当勝ちした。昨年と同一カードとなった準決勝は5日に袋井・エコパスタジアムで行われる。
◇ ◇ ◇
浜松開誠館のシンデレラボーイがチームに勢いをもたらした。前半19分、右CKからの折り返しからMF篠倉悠人(3年)が、ゴール前の混戦を制し先制点。公式戦初ゴールに「絶対決めてやるという気持ちで押し込み、練習イメージ通りのプレーができた」と、満足した表情を浮かべた。A~Dの4チームに分かれている同校で、大会直前まで最下位Dチームに所属。紅白戦などで実績を重ね、チーム内で3ランクの飛び級昇格。この日、トップチームのスタメン2試合目で見事に結果を示した。
1ゴール1アシストの活躍を見せたエースFW菅原太一(3年)は「緊張感を持って2点目を取りにいけたことは自信になった」と話すも「ボールを奪った後の動きについては修正していきたい」と反省も口にした。攻撃だけではない。八巻涼真主将(3年)を中心にDF陣が奮起。相手の攻撃をシュート1本に抑えた堅守も光った。
2連覇を狙うチームの準決勝は、プレミアリーグ所属で今夏の県総体覇者・静岡学園が相手。篠倉は「やることは変わらない。強い気持ちで次も戦いたい」と意気込んだ。【山口昌久】



