関西のJクラブと学生の強化を図る目的で行われる「関西ステップアップリーグ」で、セレッソ大阪とヴィッセル神戸が対戦。神戸は1-3で敗れたが、前半に右ウイング、後半に左ウイングに入った新井瑞希(26)が鋭い動きで神戸の攻撃に迫力をもたらした。
今夏横浜FCからの期限付き移籍で加入。ここまでリーグ戦4試合86分と出場時間は長くないが、左サイドに投入され、カットインからのクロスを供給してきた。この日は左右両サイドで縦への突破も繰り返し、キレのある動きでアクセントになった。
「リーグ戦では最後15分ぐらいで出ることが多いので、中でクロスを待っているサコくん(FW大迫勇也)や、よっちくん(FW武藤嘉紀)を確実に狙うことが多いですけど、元々縦に行けると思っています」
その言葉通り、「個」が光るプレーで相手を翻弄(ほんろう)する場面を作った。
新井のプレーに吉田孝行監督(46)は「カットインだけだと、DFがでかい相手にとっては楽。縦に行ったり、(ゴール脇スペースの)ポケットを取りに行くことができれば、さらにいい」。この日、プレー幅の広さを示したアタッカーへの期待度を高めたようだった。
持ち味を見せる機会が増えている新井本人も「もっと長い時間出たいっていう思いはあります。そうしたらもっと自分の得意なプレーを見せられる。そのためにもっとアピールします」。落ち着いた様子で話しながらも、強い意欲を口にした。
12日に戦う浦和レッズのセンターバックは、189センチのアレクサンダー・ショルツ(31)と185センチのマリウス・ホイブラーテン(28)と高さのある2人。ルヴァン杯決勝で鋭い突破から得点をアシストしたアビスパ福岡MF紺野和也(26)のように、縦への突破も繰り出す新井がキーマンになる可能性は十分にある。【永田淳】



