J2ベガルタ仙台が今日2日、アウェーでいわきとの“東北ダービー″に臨む。前節岡山戦では今季最多失点を喫し、1-4で大敗。福島県いわき市出身のMF松井蓮之(れんじ、24)は3月24日徳島戦(ユアスタ)から連続出場し、2-1で勝利した5月11日の群馬戦(ユアスタ)では移籍後初ゴールを決めるなど存在感を発揮。プロ初となる地元いわき市での試合で勝利へ導く。

   ◇   ◇   ◇

地元で成長した姿をみせる。松井は中学時代、練習や試合では現在のハワスタを利用していた。それから約9年。プロの夢をかなえて以来、初めてピッチに立つ。「中学の頃はほぼ毎日使ったスタジアムでプロとして試合をするのはとても感慨深い」。さらに家族も応援に駆けつける予定だ。「勇気づけるプレーをして勝利で恩返しをしたい」と意気込んだ。

チームは5月3日山口戦(2-1、ユアスタ)から同19日栃木戦(2-1、ユアスタ)まで5年ぶりの4連勝を果たし3位に浮上。だが前節岡山戦では一転、複数のミスから大量失点を招き大敗を喫した。松井は「最初はできていた基本的なところができずに負けるべくして負けた」と反省。森山佳郎監督(56)も「甘さがでた」と話し、試合後には「この悔しさをエネルギーに変えないと上がってはいけない」とイレブンらを鼓舞した。

チームにとって大きな試練だ。いわきに対し順位こそ上回るも、勝ち点差はわずか2。さらに得失点差は10点下回っている。「(仙台が)上の順位にいるのが不思議なくらい良い成績を出している」と指揮官。チームの課題であるフィジカルを武器とするいわきに「自分たちに足りない部分を前面に押し出してくるチーム。強い意思を持って立ち向かわないといけない」と気を引き締め直した。「分岐点になる」と話す一戦。立ちはだかる壁を乗り越え、進化したチームで連敗を阻止する。【木村有優】