イタリア代表DFカンナバロが12日、スイスとの親善試合でフル出場し、同代表で歴代最多となる127試合出場を果たした。来月で36歳になる主将は冷静に守備陣を統率し、抜群の存在感を示した。
昨季限りで引退したDFマルディーニの記録を上回った。「僕も新人時代は大先輩から定位置を奪うのに苦心した。僕より力のある若手が出現すれば道は譲るけど、現状では安泰だと思う」。スイス戦では代表デビューした若手DFのミスをさりげなくカバーする場面が見られた。
2006年にW杯優勝の立役者となり、DFでは初めて国際サッカー連盟(FIFA)選定の年間最優秀選手に輝いた。176センチと大柄ではなく、身体能力には陰りも見え始めているが、位置取りなどの頭脳的なプレーで巧みに補っている。
人望も厚い。所属するユベントス(イタリア)のブラジル代表MFフェリペメロは「休暇で海辺に行きたいと話したら、彼の実家に近いリゾート地のホテルからレストランまでを全部予約してくれた。そんな心遣いでチームをまとめてくれる」と、人柄が分かるようなエピソードを紹介した。
イタリア代表のリッピ監督は「世界中の誰もが、彼のような選手には脱帽するべきだ」と話す。骨太の大黒柱は、もうしばらく記録を伸ばし続けそうだ。(共同)
[2009年8月14日17時12分]ソーシャルブックマーク


