23日に開幕する柔道の世界選手権に向け、18日にパリに着いた男女の日本代表がパリ市内で19日、現地入り後初の練習を行い、乱取りや打ち込みなどで約2時間汗を流した。チーム最年長の31歳で男子100キロ超級の鈴木桂治(国士舘大教)は「男子チームの雰囲気はすごく明るいし、自分の状態も良い。これから緊張感を高めていく」と充実感を漂わせた。

 初日に登場する男子60キロ級の平岡拓晃(了徳寺学園職)は「初日から弾みをつけたい。自分が金メダルを取れば(後続に)つながる」と意気込んだ。2連覇を目指す男子100キロ級の穴井隆将(天理大職)は「日本でしっかりとやってきたことの確認作業をした」と落ち着いた表情。

 女子は緊張感を漂わせながらの調整。昨年の覇者で右膝痛が不安視される57キロ級の松本薫(フォーリーフジャパン)は実戦形式の練習で動きをチェックした。