会長人事を巡って混乱が続く日本バレーボール協会の専務理事に、日本オリンピック委員会(JOC)で選手の就職支援制度「アスナビ」などを手がけた八田茂氏が就任する見込みであることが28日、関係者への取材で分かった。新会長には、日本バレーボールリーグ機構(Vリーグ機構)会長で協会副会長の嶋岡健治氏の就任が最有力となっている。

 29日の評議員会と臨時理事会で協議される。1972年ミュンヘン五輪男子金メダリストの嶋岡氏は、7月の臨時理事会で会長候補に挙がったが、一本化されなかった。バレー協会は木村憲治前会長が6月の評議員会で理事選出に必要な過半数の票を得られず退任。3期連続で会長が1期2年で交代する異例の事態となり、会長不在が2カ月以上も続いている。