今夏の高校総体で初優勝した岐阜女(岐阜)が、85-57で奈良文化(奈良)に完勝した。

 優勝候補筆頭の岐阜女はエースの留学生センター、バイ クンバ・ディアサン(3年)が、190センチの長身を生かしてリバウンドシュートを決めるなど、奈良文化を圧倒した。

 ディアサンは第2クオーター(Q)に15点目を挙げた後、転倒。左ひざの後ろ側を少し痛め、同Q2分21秒にはベンチに下がり、その後は仲間のプレーを見守った。

 「初戦なので、みんなをコートに出して、早く大会にチームで入っていけるようにしたかった」という安江満夫コーチ(64)は、15人全員を使った。そのデキについては「気負いとかもろもろあるので、あまり良くない。4、50点。ディフェンスが曖昧だったので、次からちゃんとやらせたい」と手厳しかった。