世界72位の大坂なおみ(20=日清食品)が、自身初めて4大大会16強入りを果たした。

 同17位のバーティ(オーストラリア)に6-4、6-2のストレート勝ち。最後、12本目のサービスエースをたたき込むと「地元の選手に勝って申し訳ないけど、本当にうれしい」とガッツポーズ。全豪の日本女子としては、00年にベスト8に進んだ杉山愛以来18年ぶりの16強入りとなった。4回戦では、同1位のハレプ(ルーマニア)に挑戦する。

 大坂は、当初、予定されていたセンターコートから、前の試合の進行が遅くなったためにマーガレットコート・コートに移動した。しかし、大舞台に強い集中力は変わらず。第1セットの滑り出しに相手のサービスゲームを破って有利に立った。第1セットを6-4で先取すると、第2セットは一気に4ゲームを連取して、最後まで自身のサービスゲームを1度も落とすことなく押し切った。

「今大会は優勝するためにやってきた。ここで止まるわけにはいかない」。早々と優勝宣言まで飛び出した。